( 2014.08.07 )


 朝日新聞の慰安婦デマは氷山の一角だ。 彼らは戦時中からでたらめな報道を続け、戦後もその総括をしないで経営を続けてきた。 特に最近、大きな悪影響を与えているのが 「プロメテウスの罠」 の放射能デマだ。 2011年12月2日の記事は 「我が子の鼻血、なぜ」 というタイトルで、こう書いている。
 福島から遠く離れた東京でも、お母さんたちは判断材料がなく、迷いに迷っている。 たとえば東京都町田市の主婦、有馬理恵( 39 )のケース。 6歳になる男の子が原発事故後、様子がおかしい。

 4カ月の間に鼻血が10回以上出た。 30分近くも止まらず、シーツが真っ赤になった。 心配になって7月、知人から聞いてさいたま市の医師の肥田舜太郎( 94 )に電話した。 肥田とは、JR北浦和駅近くの喫茶店で会った。

 「お母さん、落ち着いて」。 席に着くと、まずそういわれた。 肥田は、広島原爆でも同じような症状が起きていたことを話した。 放射能の影響があったのなら、これからは放射能の対策をとればいい。 有馬はそう考え、やっと落ち着いた。 周囲の母親たちに聞くと、同じように悩んでいた。

 「原発事故後、子どもたちの体調に明らかな変化はありませんか」。 すると5時間後、有馬のもとに43の事例が届いた。 いずれも、鼻血や下痢、口内炎などを訴えていた。

 こうした症状が原発事故と関係があるかどうかは不明だ。 かつて肥田と共訳で低線量被曝ひばくの本を出した福島市の医師、斎藤紀は、子どもらの異変を 「心理的な要因が大きいのではないか」 とみる。 それでも有馬は心配なのだ。

 首都圏で内部被曝というのは心配しすぎではないかという声もある。 しかし、母親たちの不安感は相当に深刻だ。 たとえば埼玉県東松山市のある母親グループのメンバーは、各自がそれぞれ線量計を持ち歩いている。( 前田基行 )

 「関係があるかどうかは不明だ」 とか 「心配しすぎではないか」 などと逃げ道をつくった上で、全体としては 「福島の事故によって町田で鼻血が出る」 という印象を与えている。

 放射線を浴びた人に、鼻血が出ることはありうる。 原爆で一挙に大量の放射線を浴びる急性被曝では、幹細胞が死んで血球の減少や下痢、血便などが起こるが、この場合はほぼ即死だ。 低線量被曝によって鼻血が出ることは、医学的にありえない。 まして福島の事故によって、300km近く離れた町田で鼻血が出る可能性はゼロである。

 もちろん子供に鼻血が出ることはある。 43例ぐらい見つけるのは簡単だ。 「鼻血が出た」 という事実と 「原発事故が起こった」 という事実を並べて、このように恐怖をあおると、子供を心配している主婦が信じるのは当然だ。

 前田基行という記者は、この記事で何をねらっているのだろうか。 おそらく彼も、肥田の話に医学的根拠がないことは知っているだろう。 しかし連載は何かで埋めなければいけない。 「お母さんたちは迷っている」 という母親の心配をテーマにすれば逃げ道がある … そう考えたのだろう。

 これは 「軍の関与」 という曖昧な言葉で、日本政府が慰安婦を拉致したという印象操作をしたのと同じ手口だ。 植村記者の場合は 「挺身隊の名で強制連行」 という明らかな事実誤認があったために逃げ切れなかったが、 「プロメテウス」 は巧妙に予防線を張っている。 そういう知恵だけは発達したわけだ。





( 2017.02.01 )



朝日新聞社の『AERA』、2011年3月28日号の「放射能がくる」
 朝日新聞は、このごろ 「放射能いじめ」 の追及に熱心だ。 1月30日の 「 『放射能来た』 いじめられ、でも 「やめて」 と伝えたら …」 という記事では、転校先の小学校でいじめられた小学生の話を報じている。 大したニュースではないが、これは朝日の方向転換を示唆している。

 朝日新聞社の 『AERA』 は、2011年3月28日号の 「放射能がくる」 という全ページをつぶした特集で 「首都圏が放射能で壊滅する」 と報道し、人々を恐怖に陥れた。 長期連載された 「プロメテウスの罠」 では 「原発事故で鼻血が出た」 という類の放射能デマを執拗に繰り返した。 「放射能いじめ」 の元祖は、朝日新聞なのだ。

 朝日が 「反日」 だとか 「偏向」 しているというのは間違いで、明らかな事実誤認はまれだ。 彼らはつまらない問題を大きく扱うことで 「放射能は危険だ」 というアジェンダ設定を行うのだ。 もちろん放射能は危険だが、それは石炭火力とどっちが危険なのか、原発を違法に止める損失とどっちが大きいのかというアジェンダは問われない。

 子供の 「放射能いじめ」 なんて、ちょっと前なら没だっただろうが、今はベタ記事に昇格し、ネットでも配信される。 横浜では 「子供が放射能いじめで150万円を脅し取られた」 という真偽不明の話が大きく取り上げられるようになった。 マスコミは自分のデマを棚に上げ、放射能デマをたたく側に回っているのだ。

 慰安婦問題のときもそうだった。 1991年当時は 「従軍慰安婦」 なんて小事件で、NHKでは10分の企画ニュースで終わった。 それを 「慰安婦問題」 という外交的アジェンダに仕立てたのが朝日新聞だった。 日本軍が他国を侵略したことは事実で、軍が娼婦を使ったことも事実だが、両者に必然的な関係はない。 それを朝日は吉田清治という詐話師を使って 「戦争犯罪」 に仕立てたのだ。

 吉田の話が嘘だったと朝日が気づいたのは、遅くとも1997年の特集の前だが、彼らは誤報を訂正しないで沈黙した。 当時の大阪社会部長だった鈴木規雄と、外報部長だった清田治史が、慰安婦キャンペーンの主犯だったからだ。 そして10年の沈黙のあと、安倍首相の訪米のときNYタイムズなどが騒ぎ出したときも、朝日は後追いしなかった。 嘘だと知っていたからだ。

 朝日が慰安婦問題を誤報と認めたのは、最初の記事から23年もたった2014年8月だった。 彼らもバカじゃないから、福島で放射能の健康被害がなかったことぐらい知っているだろう。 彼らはいまだに 「プロメテウスの罠」 の鼻血報道を訂正しないが、3.11から6年たってこっそり 「転向」 し始めている。

 これを見逃してはいけない。 朝日が沈黙しても、彼らが放射能デマで数十万人を傷つけ、 「原発ゼロ」 キャンペーンで日本経済に15兆円以上の損害を与えた罪は消えないのだ。 われわれは今後も、朝日の報道犯罪を追及しなければならない。


( 2016.11.25 )

 


 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した横浜市立中1年の男子生徒がいじめを受けていたのに、学校や市教育委員会が適切に対応していなかった問題。 小2で横浜市に家族と移った後、すぐにいじめが始まり、その後、不登校、復学、さらにいじめ、と続き、男子生徒が心安らかに学校に通える貴重な時間が失われた。 両親は、学校や市教委に何度も掛け合ったが、なかなか動かず、問題を根深いものにしてしまった。 15日に開かれた代理人の黒沢知弘弁護士の記者会見を詳報する。


代理人の黒沢弁護士が涙ながらに生徒の手記を代読

 男子生徒は、長年いじめを受けてきたことをふまえ、手記を書いた。

 男子生徒の代理人が本人に代わり、平成27年7月にB5ノート3ページのうち最後の1ページに、いじめに対する思いをつづった手記をゆっくりと読み上げた。

 代理人は、男子生徒の成長を阻害しないという配慮のもと、一部を抜粋して紹介した。
「( 加害生徒の )3人から … お金をもってこいと言われた」

「○○○( 加害生徒名 )からは メールでも 言われた」

「人目が きにならないとこで もってこいと 言われた」

「お金 もってこいと言われたとき すごい いらいらと くやしさが あったけど ていこうすると またいじめがはじまるとおもって なにもできずに ただこわくてしょうがなかった」

「ばいしょう金あるだろ と言われ むかつくし、ていこうできなかったのも くやしい」

「○○○( 加害生徒名 ) ○○( 加害生徒名 ) には いつも けられたり、なぐられたり ランドセルふりま( わ )される、 かいだんではおされたりして いつもどこでおわるか わかんなかったので こわかった。」

「ばいきんあつかいされて、 ほうしゃのうだとおもって いつもつらかった。 福島の人は いじめられるとおもった。 なにも ていこうできなかった」

「いままで いろんな はなしを してきたけど ( 学校は )しんようしてくれなかった」

「なんかいも せんせいに 言( お )うとすると むしされてた」
 ゆっくり、かみしめるように手記を読み進めていったが、後段、代理人は時折、涙をぬぐいながら読みきった。

 代理人は、手記を公表してよいかを本人にも丁寧に確認したところ、むしろ、表に出してほしいという意思を確認し、公表に踏み切ったと説明した。

 少年は、今後、同じような思いをする人が出ないよう、昨夏の自身の思いを手記にし、あえて公表した。


両親の根深い不信感

 男子生徒の両親の学校と市教委への不信感も根深いものがある。

 両親は、何度も学校や市教委にいじめの対応を依頼したが、有効な手立てはとられなかった。 「普通に学校に通わせたかっただけなのに。時間を返してほしい」 と気持ちをコメント。 代理人も 「率直にいって、学校教育や教育委員会の意味を本質的に忘れているのではないか」 と断罪した。

 同席した別の弁護士も 「重大事態は、疑いの時点で調査を開始すべき。 長期の不登校だけでも重大事態。 これを調査しなかった。 自ら調査すべきで、調査があることを市も知らせるべき。 すべては、遅きに失した」 と指摘した。

 また、男子生徒が金品を要求され、計約150万円を自宅から持ち出していた件にも言及した。

 加害生徒が 「賠償金がたくさんもらっているから金を出せ」 という言いがかりで、男子生徒に複数回にわたり数万円、計約150万円を持ってこさせ、ゲームセンターだけでなく、みなとみらいの娯楽施設などで派手に使っていたという。

 ここで原発避難者に対する大きな誤解があったことが浮び上がる。 代理人は、男子生徒が持ち出した150万円に、賠償金は一切含まれていない、という事実を説明した。 そもそも、自主避難の場合、賠償金は少額で、一般的には、年額4万円程度という。 両親は、純粋に生活資金としてとっておいた貴重なお金にも関わらず、 「多額の賠償金を手にしている」 という加害生徒らの勝手なシナリオから、悲しい結果を生み出した。 このことに関しても代理人は 「福島に対して理解が足りない」 と言い切った。

 第三者委員会がまとめた報告書も、市教委は非公表の方針を決して変えなかった。 この点も、男子生徒や保護者の考えと大きなズレがあることがわかった。

 代理人は、 「親御さんは何らかのプレスリリースがあると期待されていた。 ただ、実際に報告されず驚いたと。 再発防止のため、どのようないじめがあり、教育委員会にどのような問題があったか公表されるべきではないかと話していた」 と説明した。 市教委が会見で、いじめの経緯や個人情報を公開しないことを保護者も納得されている、と説明したことについては、 「まったくない。 加害児童のプライバシーまで公開する必要はないが、何らかの公開を望んでいらした」 と説明した。


加害児童はいま

 一方、加害児童はどうか。

 現時点で、いじめにメインで関わった当事者らからの聞き取り調査は行われておらず、気持ちもわからないという。 特に、いじめの首謀的な役割を果たした生徒らからは、謝罪もない、という。 ただ、金品の要求に関わった生徒は十数人いたが、そのうち一部の生徒らからは、返金や謝罪の対応があったという。 もっとも、返金額は数万円に過ぎないという。

 男子生徒の保護者は、告訴などというよりも、 「報告書の答申がようやく出た状況で、当面は今以上に何をするというより、落ち着きたい」 と話してるという。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

( 2016.12.26 )




 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した同市立中学1年の男子生徒がいじめを受けていたのに、学校や市教育委員会が適切に対応していなかったことが11月に発覚した問題。 本来、校長や市教委などとの話し合いの中で解決できればと願っていた本人と両親の思いは何度も裏切られ、最終的にメディアを通じて訴えざるを得なかったことが、全国的な反響につながった。

 男子生徒は、小学2年で市内に家族で移った後、すぐにいじめが始まり、その後、不登校、復学、さらにいじめ、と続き、男子生徒が心安らかに学校に通える貴重な時間は失われた。

 両親は、学校や市教委に何度も掛け合ったが、なかなか動かず、問題を根深いものにしてしまった。 代理人弁護士らから説明を受ければ受けるほど、初期段階で解決策を見いだせなかったのか、疑問を抱かずにはいられなかった。

 両親の要請で生徒のいじめを調査した市教委の第三者委員会が11月に、学校側の対応を 「教育の放棄」 と断罪する報告書をとりまとめたことで、男子生徒、保護者にとってようやく一つの区切りを迎えることとなった。

 しかし、この報告書の 「いじめの経緯」 を市教委がなかなか公表しようとしない。 男子生徒らが代理人を通じて、メディアに訴えたのは、それが理由だった。


直接の取材困難

 「いままでなんかいも死のうとおもった。 でもしんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」

 男子生徒は、平成26年に友人に現金で総額約150万円を渡すことになった際の自身の思いを27年7月に手記にまとめ、今後、同じような思いをする人がでないよう、代理人を通じて公開した。 ノートに直筆で書かれたメッセージは、胸を打つものがあった。

 後日、新潟市で発覚した、同じく福島県からの自主避難者のいじめ事案では担任教諭が謝罪したのに、男子生徒側には謝罪がないということにも 「新がたのいじめをテレビで見たけど、あっちは学校の先生があやまっているけど、どうしてこっちはあやまってくれない」 と学校に対する不信感を拭えずにいた。

 今夏に発生した、 「津久井やまゆり園」 での殺傷事件も被害者の実名報道ができず、家族などへの接触も困難を極めた。 今回のいじめ問題も、代理人などを通じて情報は入るものの、直接、本人や加害者側には接触しにくく、 「本当の思い」 に肉薄することはかなわず、連日報じながらも、なかなか実感がわかない面があったのも事実だ。


子供の味方に

 代理人の黒沢知弘弁護士は横浜市教委の対応について、 「弁護士の介入があってなお、重大事案にしない、というのは、危機管理の感度が低いといわざるを得ない。 他都市の市教委と比べても、表に出そうとしない体質が強いという印象」 と話す。

 今回、林文子横浜市長が、学校長やスクールソーシャルワーカーらを集め、聞き取り調査を実施するなどの踏み込んだ対応をする中で、林市長は、スクールソーシャルワーカーの増員や適正配置などを検討するとしたが、スクールソーシャルワーカーが本当に子供の味方になれるかどうかも重要だ。

 黒沢弁護士も 「スクールソーシャルワーカーに関しては、学校ぐるみの隠蔽いんぺいを防ぐためにも外部の人間が入り、学校内を常に見て回って、子供のSOSを敏感にキャッチできる人を置かなければ意味がない。 対応は当該学校の外部の人間であれば、教育経験のあるボランティアでも良いのではないか」 と指摘する。

 長期間、問題を放置した学校や市教委の対応の検証や、今後同じような事態を繰り返さないための議論はこれからとなる。

 男子生徒が公開した手記に書かれていた 「ぼくはいきる」 という前向きな思いを、今度こそ、周りの大人が本気で守ることができるか。 そして、再発防止に向け、市や市教委、学校現場が本気で対応するような体制にできるか。
いじめ再発防止検討委員会

 原発避難いじめ問題で、横浜市教育委員会が学校や市教委の対応を検証するために設置し、12月15日に第1回会合を開催した。 検討委は、市教委の教育次長をトップに、市教委事務局の部課長級ら10人のほか、市の担当者らも参加。 今後、関係部局や外部有識者の意見をまとめ、林文子市長が主催する 「総合教育会議」 を開催し、来年3月中に再発防止策をまとめる方針。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

( 2017.01.21 )

 


 東京電力福島第1原発事故で、福島県から新潟県下越地方に避難している公立中学1年の女子生徒が、複数の生徒から 「菌」 と呼ばれるなどのいじめを受けていたことが20日、新潟県教育委員会への取材で分かった。

 県教委によると、いじめは入学後に始まり、複数の生徒が女子生徒に 「菌」 を付けて呼んでいた。 女子生徒は昨年12月中旬からほとんど登校できていない。 小学校時代にもいじめを受けていたという。

 中学校は保護者から連絡を受け、12月中旬にいじめを把握。 関係した複数の生徒を指導し、生徒の保護者らは女子生徒の保護者に謝罪した。

 女子生徒は7月に国語の授業で作文に、いじめを受けていると書いたものの国語教諭は気付かず、学校に報告していなかった。 福島からの避難と、いじめの関係について教育長は 「学校の報告にはない」 として明確にしていない。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

( 2017.01.27 )

 

 東京電力福島第1原発事故に絡み、福島県から千葉県内に避難した3世帯の子供が 「転校先の学校でいじめを受けた」 など話していることが27日、分かった。 国と東電に損害賠償を求め千葉地裁で集団訴訟を起こしている避難者らの弁護団が明らかにした。 弁護団によると、3世帯はいずれも千葉地裁の訴訟の原告で、意見陳述でいじめ被害を訴えるなどしているという。

 福島県南相馬市から事故直後に千葉県木更津市に避難してきた1世帯では、当時中学生の男子生徒が転校先で同級生から 「放射能がうつる」 などと言われたという。 原告側は、男子生徒がその後 「通院や別の学校への転校を余儀なくされた」 ─ と主張している。

 福島県広野町から千葉市花見川区に避難した別の1世帯でも、転校先の小学校で子供が同級生らから 「何で福島から来たんだ」 などと言われたため、市外へ引っ越し。 新たな転校先では教育委員会と相談し、福島県からの避難を伏せることにしたという。

 また、横浜市のいじめ被害が報道されたため弁護団で被害についての聞き取りを行った結果、新たに別の1世帯でも子供が 「学校でいじめられた」 と話し始めたという。

 千葉県教委によると、昨年5月1日時点で千葉市を除く県内に避難している児童・生徒は270人。 県教委は昨年12月~今年1月中旬、在籍している学校を通じて個人面談や保護者への連絡などを行って調査した結果、いじめは確認できなかったと発表していた。 千葉市教委も市内の小中学校の児童生徒54人にいじめはなかったとしている。

 県教委の担当者は 「事実だとすれば誠に遺憾。 事実確認をしっかり行い、今後の対応を検討していきたい」 と話している。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

( 2017.01.31 )

千葉の女子生徒が被害告白
  

 東京電力福島第1原発事故で、福島県から自主避難した千葉県内に住む高校1年の女子生徒( 16 )が30日、取材に応じ、小学5年だった平成23年4月に転校先の小学校で、同級生の男児から 「おまえには放射能が付いている」 「汚いからこっちに来るな」 などと言われるいじめを受けたと明らかにした。 女子生徒は 「自分が悪いことをしたわけでもないのに、心にぐさっときた」 と当時の心境を話した。 約1週間後、男児らに 「ばかにするな」 と言い返すと、その後は言われなくなったという。

 女子生徒はその後 「引っ越し直後の大変な時期に心配をかけられない」 と家族には数年間黙っていた。 体調を崩して入院した27年、母親( 35 )に当時のことを聞かれ、初めて打ち明けた。

 横浜市や新潟市などで28年、原発避難の子供たちがいじめ被害を受けていたと報道されたことを知り 「同じようないじめに遭う子が減ってくれれば」 と周囲に詳しく話すようになったという。 女子生徒は 「私は言い返せたが、言葉でなければ相手に伝わらない。 自分を守るためにも言う勇気は必要」 と話した。