最近のテレビはつまらん! そう息巻く諸氏が必ず漏らすのは、「昔のテレビは面白かった」。では、テレビ番組はどう変わったのか。

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 10年前のテレビ番組表と今のものを対比して調べたところ( ※ )、まず目についたのは海外ドラマの増加だ。 フジ、TBSともに10年前はゼロだったのが、現在はそれぞれ約2時間50分と約1時間。 それも全て韓国ドラマである。
 たとえばフジは月~金曜日で昼の14時から 『製パン王キム・タック』 、続いて15時から 『恋愛マニュアル』 と二本立てで放送している。
 フジ局員が内情を明かす。
 「円高ウォン安の影響でどんどん買い付けの値が下がっていますからね。 自社制作するより安価で主婦層の視聴率が見込める。 だからスポンサー側も出広しやすい。 そのため、うちは自主制作ドラマを半減させたぐらいです」
 ブジの10年前のドラマ( 海外のぞく )の放映時間は4時間10分、対して現在は2時間20分である。
 同局に出入りするシナリオライターはいう。
 「局が制作するドラマは相当、劣化しているといっていい。 上層部は、子供とイケメンと動物を出しておけばギャラが安くて数字も取れるとさえ語っていました。
 ちなみに、視聴率20%を超えるヒット作になった 『マルモのおきて』 ( フジ )に出演していたのは、タレント犬ではなく関係者の飼い犬( 笑い )。 冗談ではなく、そこまで制作費が切り詰められています」
 通販番組も10年前はほとんど存在しなかったジャンルだ。 日テレ、テレ朝、フジは平日深夜2時~5時台に1番組。 TBSは平日の10時、15時半、深夜3時に3番組も放映している。
 「増加理由の一つに、通販番組はスポンサー1社提供のケースが多いので安定した売り上げが見込めます。 そしてもう一つ、いまや民放キー局全てが系列の通販会社を持っているんです。 その利益が親会社のテレビ局の懐に入ってくる」 ( キー局営業部社員 )
 また、土日には特番や新番組を紹介する“番宣番組”も盛んに放映されるようになった。 例えば7月30日( 土 )には、8月2日( 火 )放送の 「世界のコワ~イ女達ブラマヨ vs 噂の女10人夏のぶっちゃけ祭SP」 の番宣番組が流された。 内容は前回放送のダイジェスト版とでもいうもの。
 しかし、なぜ番宣番組が増えたのか?
 キー局営業マンに話を聞くと、番宣番組の増加は放送局の“戦略の転換”を示しているのだという。
 「土日の午後枠はいままで大口スポンサーの1社提供の番組が多かった。 でも、不況の煽りでそこに穴ができた。 昔ならそこに再放送や低コスト番組を入れたんでしょうが、これからのテレビ局は“選択と集中”の時代です。 どうせ視聴率を望めないのだから番宣をかませて収益の見込めそうな番組にカネと時間枠を投下する。 そこで利益を回収したほうが、ビジネスに無駄が少ないんですよ」




 報道・ワイドショー番組の増加も顕著である。
 日本テレビなら同ジャンルの放映時間は約10時間から13時間に、フジテレビなら約6時間20分から10時間40分に増えた。
 といっても局が報道分野に力を入れているわけではない。 日テレ関係者が語る。
 「報道志望の子を採用しなくなっています。 昨年はゼロでしたから。 人もカネも食う報道番組に対して、局側は将来性を感じていないのでは」
 放映時間は増加しても番組予算は減っている。 つまり“質”が低下しているということだ。
 10年前の約9時間半から10時間40分へと1時間10分も放映時間が増えているテレ朝。 同局の情報番組関係者が語った。
 「朝の情報番組の場合、独自取材はゼロといってもいい。 今朝の企画会議のラインアップの95%が新聞・週刊誌から頂いた情報です。 スタジオさえあればニュース素材の編集で番組が作れるから安く済む。 出張取材などほとんどありません」
 確かにそれならカネもかからないわけだ。
 報道同様にクイズ番組も増えている。 しかし、状況はクイズ番組も同じである。
 元制作会社ADで 『AD残酷物語』 著者の葉山宏孝氏に話を聞いた。
 「最近、セットを組んだクイズ番組が増えた。 ロケは一切やらない。 セットを毎回使い回し、1回ごとの制作費を抑えているうえに企画会議もクイズ本ありきです」
 「地デジ化」 もこれら厳しい制作現場に影響を与えているようだ。 制作会社の幹部社員は呆れた様子で話す。
 「デジタル化に伴い1台70万円もする高画質カメラを4台購入した。 テープ代もアナログー500円に対してデジタル2500円に。 それなのに番組制作費を3分の2に抑えるようにいわれているんですよ」
 地デジ化で期待される多チャンネル化も制作会社にとっては 「安かろう、悪かろう」 の世界だという。
 「BS、CSは制作費が民放の10分の1です。 大量に請け負っても儲けがない」
 やはり、 「低コストで収益をあげられる地上放送の番組」 を作れるかどうかが各社の共通課題のようだ。
 現在のトレンドは 『お願いランキング』 『シルシルミシル』 ( ともにテレ朝 )に代表される特定の企業を対象にしたタイアップ番組だという。 実際、番組表を眺めると企業とタイアップしたクイズ形式の番組が増えている。
 コンビニや外食産業の商品をランキング形式で放映。 工場などにロケを行なって生産風景を紹介することもある。 制作費を抑制して、視聴率獲得も果たしたことで業界内では絶賛された。
 「企業側の売り込みも激しく、企業との交渉に当たる番組担当プロデューサー職を作って先方の要求に沿う企画を実現させようとした試みもあるほどです。
 ただし、私はスポンサーとのパワーバランスが崩れ、番組のイニシアチブを企業に握られる点を懸念しています。 実際、ある番組では、生産工場のロケ終了後に、 『今、これをオンエアすると生産が追いつかない』 として、放送中止に追い込まれたケースもありました」 ( 前出・葉山氏 )
 テレビ業界では、番組編成には現われない収益モデルにも変化が訪れているようだ。
 その一つが放送外収入を増やすことでもある。 例えばフジは同局クリエイティブ事業部のなかにアプリ専門チームを立ち上げ、作家やライターなどを集めて企画を練っている。 「そこに顔を出して驚いたのは、以前はバラエティやドラマで活躍していたディレクターなど知った顔が多くいて、番組作りから他で収益をあげようとしていることを実感しました」 ( フジ局員 )
 日々変容する 「電波の城」 ―― 果たして、10年後はいかなる姿をしているだろうか。
( ※ )モデルケースとして2011年8月1日(月)と2001年8月6日(月)の番組表を比較





( 2011.07.26 )



 俳優の高岡蒼甫が、Twitterで国内における韓流ブームを非難し、話題となっている。

 高岡は23日、 「正直、お世話になったことも多々あるけど8は今マジで見ない。 韓国のTV局かと思う事もしばしば。 うちら日本人は日本の伝統番組を求めていますけど。 取り合えず韓国ネタ出てきたら消してます。 ぐっばい」 とツイート。 この 「8」 とは、平日の昼に韓流ドラマを放送するなどしているフジテレビを指していると思われる。

 その後も 「ここはどこの国だよって感じ。 気持ち悪い! ごめんね、好きなら。 洗脳気持ち悪い!」 「TV局の韓国おし無理。 けーPOP、てめーの国でやれ」 などとツイート。 今後の活動を心配する声に対しては 「影響出るなら辞めるよ。 そんなんで干されたら所詮そんな世界って事でしょ」 と応じ、その後も持論を展開した。

 高岡は、韓国自体や韓国のタレントを非難している訳ではないようで、 「ただこんな戦後最悪なこの時代に韓国おしって、誰が望んでるんだって話し。 もっと伝えるべき事が沢山ある」 「まず日本に目をむけないと」 「俺は日本がよくなってほしい。 惑わされずに良くなってほしい。 とにかくそれだけ。 だから売国は絶対にNOなんだよ。 過激に聞こえるかもしれないけどこれが自分の言い方です」 と、日本を愛するが故のツイートだということを説明している。

 そのほかにも、ユーザーとのやりとりのなかで、妻である女優・宮崎あおいとは同じ思想なのかと聞かれ 「妻は自分と一緒の思想ではありません。 火の粉が飛ぶのは勘弁です。 と。 そう訂正してくれと言われましたのでそのまま書かせて頂きます」 とコメント。 そして、 「一緒の思想にはならなくていいと思うけど彼女の後ろにいる人たちと共存する気はありません。 さらっと流れに身を任せたいと思います」 と付け加えた。

 また、かつて朝鮮日報のインタビューで竹島問題について 「日本は卑劣だ」 などと答え、ネット上で非難を受けたことがあるが、そのことについては 「卑劣だなんだなんて言ってない。 あちらさんの書き方」 としている。





( 2011.07.31 )



 韓流を強く推すテレビ局の姿勢を批判し、事務所を退社した俳優、高岡蒼甫さんが話題になる中、お笑いタレントのふかわりょうさんが騒動についてコメントし、ネット上で話題になっている。

 ふかわさんがパーソナリティを務めている、 「ROCKETMAN SHOW」 ( J-WAVE )の2011年7月31日放送回で、高岡さんの騒動について触れられた。




 高岡さんが俳優業を諦める事態にまで発展していることについては、 「言論の自由っていうのが、言葉だけは存在しているけど、実際には、凄く閉鎖的で、言論統制が行われているような殺伐とした空気感。 村八分社会が未だに続いていて、なんか違うことをやるとやり玉に挙げられる」

 その後、 「本当か分からない」 としながらも、例えば 「あるテレビ局」 が韓国政府からK-POPを流すようお金をもらい、さらに楽曲の権利も持っていて、K-POP歌手が売れれば売れるほど、テレビ局にお金が入る仕組みがあったとして、 「だからその局がK-POPをバンバン流すというのは駄目なことか」 と問題提起する。




 ふかわさんは 「法律はない」 とするも、 「影響力がある公共の電波を用いて一企業の私腹を肥やすやり方を推進するのは違反なことだと思う」 と指摘。 さらに、ある局がお金をもらってK-POPのCMを流すのと、番組の中で流れるのは 「決定的に違う」 とし、
  「CMだったら視聴者はCMとして受け止めるけど、番組で取り上げるのは世の中の現象がこうなっているかのように偽装している。 そこにメディアの大事な境界線がある」
  「刷り込みとかって、僕らはまだ判断できるけど、小中学生はそれが全てになってしまうから」
 今回の騒動で、 「テレビは時代を映すものではなくなった」 と感じたといい、 「完全に終わったなと思った」 「テレビの画面を通して世界を見てたら、自分が痛い目に遭う時代になっちゃった」 。 かつて、時代を見るために映画館に行く人がいなくなったように 「テレビの役目が変わった」 とする。 騒動の結論としては、 「言いたくなる気持ちも分かるけど、批判しても結果的にあんまいいことない。 我慢して自分の世界を突き進むのが正解な気がする」 と話している。

 ふかわさんの話はネット上で大きな話題となり、 「説得力ありすぎ」 「凄い言葉を選んでるね」 「よく言ったふかわ 完全に応援する」 といったものや、 「言ってることは正論で真っ当だが、ふかわはこの件に関わるな。 潰される可能性がリアルにあるとか異常な状態だからな」 と心配する書き込みが寄せられている。





( 2011.08.01 )

 

 俳優の高岡蒼甫さん( 29 )が韓流偏重とフジテレビを批判したことを巡り、2ちゃんねるで500以上もスレッドが乱立する大騒動になっている。 著名人から共感の声が寄せられる一方、テレビ局の内情を訴える声もあるようだ。

 2ちゃんねるで騒ぎが過熱したのは、高岡蒼甫さんが2011年7月28日、所属事務所を解雇されたことをツイッターでほのめかしてからだ。




 高岡さんを支持し、フジテレビを糾弾する声はかなり多く、ネット上の書き込みだけに留まらない動きもみられる。

 フジテレビのスポンサー企業にクレームの電話で突撃する 「電凸」 を呼びかけることが、その1つだ。 また、フジテレビで8月7日に抗議デモをしようという告知まで現れた。 そこでは、 「フジテレビは韓国のTV局ですか?」 などと書いたTTシャツの写真まで掲げられている。

 著名人の中でも、高岡さんの主張に共感を示す声も出てきた。

 元航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄さんは、ツイッターで7月29日、 「テレビで韓流ドラマが一日中流れていることに私も違和感を感じています」 と明かした。 そして、 「公共の電波を使って韓国の情報戦略に協力することは止めてもらいたい。 しかし、どこからかカネでも出ているのかもしれません」 とつぶやいている。

 また、元横浜市長の中田宏さんは、ツイッターで、 「正論言ってるよね。 ずっとそう思ってた。 一体どこの国のテレビって感じ」 と高岡さんを支持。 元国交相の中山成彬さんは、ブログで 「乗っ取られているテレビ界の内実を知って我慢ができなかったのでしょう」 と書き込み、自民党参議院議員の片山さつきさんもツイッターで、高岡さんと連絡を取ったとし、 「彼が提起し皆さんが共有する危機感に焦点を当て、攪乱勢力を排して行きましょう!」 とさえ呼びかけている。

 一方で、過激なフジテレビ批判に首をひねる人たちもいる。




 お笑いタレントの田村淳さんは、韓流偏重だと思えばフジテレビを見なければいいとツイッターで指摘。 「ブームが去ればまた新しいブームがくるだけの事じゃないの?」 と自らの見方を披露している。 また、パーソナリティの浜村淳さんは、毎日放送のラジオ番組で、韓流がウケるのはよく出来ているからだとし、高岡蒼甫さんの発言については、 「もの凄い反発が来ていますね」 とした。

 テレビ業界からは、フジテレビにも内情があると訴える声もある。

 地方テレビ局勤務というブロガーは、そのブログ 「ニセモノの良心」 で、視聴率を取らないとCMを確保できないが、広告収入減でテレビ局に十分な番組制作費がないと指摘。 韓国ドラマは購入費用が安いのにもかかわらず、視聴率をある程度稼げるという事情を説明している。

 そして、 「要はコンテンツ業界のユニクロ。 すげー安くてそこそこ品質がいい」 とした。

 ただ、こうした意見も、ネット上でさらに批判を浴びている様子だ。

 2ちゃんの騒ぎは、毎日新聞サイトが海外に 「変態ニュース」 を発信したときを彷彿させるほどだ。 フジテレビも、同じマスメディアとして叩かれており、規制に守られる中で視聴率集めに走っているところが反感を買ったらしい。

 フジテレビの広報部では、韓流偏重については否定し、こう説明する。

 「朝から晩までやっているわけではありません。 ゴールデンタイムもすべて韓流ではなく、ほかの国のものもあります。 私どもとしては、適正ではないかと思っています」

 そして、制作費の指摘について、 「韓国ドラマは、安く上げられるからということはありません。 予算の都合ではなく、視聴者から要望が多いものを流しています。 いいものは国籍を問わないと思います」 としている。 韓流番組については、視聴者からは、数十件の意見が来ており、 「多すぎる」 「見たいので続けてほしい」 と多岐にわたっているという。





( 2011.08.05 )

 

< 日枝久会長が韓国の大学から名誉経営学博士号 >

 宮崎あおいの夫・高岡蒼甫のフジテレビ批判騒動が飛び火している。 高岡はツイッターでフジがK―POPものや韓流ドラマなどが多すぎることを真っ向から批判。 「8は今マジで見ない」 と言い切ったのだが、今度はふかわりょうが暗にフジを批判したのだ。
 ふかわは自身のラジオ番組で 「ある局」 とした上で 「公共の電波を用いて私腹を肥やすようなことは違反」 とし、韓国ものを流すのも 「単純に量の問題だと思う」 「日本はそういったブレーキを掛ける機関が働いていない …… テレビは時代を映す物ではないな …… 完全に終わったなと思いました」 と辛辣なのだ。
 タレントとすれば不用意な発言は今後のために慎んだ方が得策で、こうもフジ批判が続くのは異常だ。 実際にフジは今も午後に 「製パン王キム・タック」 と 「恋愛マニュアル」 の2本の韓ドラを放送し、音楽番組ではしょっちゅうKARAなどを登場させている。
 そこで調べてみるとフジと韓流の関係は組織的にも強固なのだ。 というのも、フジは傘下にコンテンツ会社を持っており、ここでK―POPの権利をガッチリと押さえ、最新のドラマなどを買い付けている。 この流れで、フジは10億円を出資して今春には東京・恵比寿に 「Kシアター」 をオープンさせた。
 「ドラマの買い付けは札びら作戦です。 これまでドラマはCSやBSで買い付けることが多く、安価に購入できたのですが、フジなどの地上波が乗り出したことで値段が上がってしまった。 また、新作は主演と脚本がわかった段階で地上波が手を打つのでCS、BSはそのおこぼれしか残らなくなっているのが実情です。 余談ですが、音楽、ドラマのPRも韓流でフジは韓国側にベッタリです」 ( マスコミ関係者 )
 それにしてもなぜここまでフジが韓流に肩入れするのか。 こういうのは放送ジャーナリストだ。
 「フジの日枝久会長が昨年2月に日本と韓国のコンテンツ産業発展に寄与したとして、高麗大学から名誉経営学博士号を授与されました。 それが肩入れのひとつのキッカケです。 トップが韓流に関わりが深くなければ、ここまで入れ込むことはないと思います」
 高岡やふかわがいうことも一理あるということか。






 
  


 韓流ドラマを垂れ流すテレビ局への批判が強まっている。 日本のテレビ局なんだから、わざわざ韓国のPRをするなということらしい。 中には 「これは電〇と韓国政府の陰謀に違いない」 的な妄想を膨らませている中学生もいるようだ。

 実際のところは、単純に 「金がないから出来合いのものを安く買ってきて済ませている」 というだけの話で、アジア諸国に事業をアウトソーシングしている他の企業とやってることは変わらない。




 10代の頃は 「ナイトライダー」 とか 「特攻野郎Aチーム」 とか、そういうアメリカ製のB級アクションばっかり流されていたが、同じくらい数字の取れるコンテンツが、近場から安く仕入れられるようになったというわけだ。 それだけ、日本とアジアが成熟したということだろう。

 ただし、他の会社との違いが一つだけある。 それは、彼らテレビ局に顧客目線というものが欠落している という点だ。

 普通の製造業だったら、高すぎる社員の給料を見直したり事業を売却したりして、浮いたお金で画期的な新製品を開発する会社もあるだろう。 大手がやらなくても、後発の新興企業がやるかもしれないし、新興国メーカーは次々に廉価モデルを投入してくるはずだ。

 もちろん、それらに対抗して、高い人件費を維持しつつ、高い品質で勝負する路線もアリだ。

 要するに、どの会社も、消費者のニーズというものを第一に考え、それに見合うように商品から組織、人事制度にいたるまで、常に修正し続けているわけだ。

 代表例はパソコンで、我々消費者は家電店に行って、富士通、NECからエイサー、アップルまで、いろいろなラインナップの中から自分のニーズに合った製品を自由に選ぶことができる。


殿

 ひるがえって、規制で守られたテレビ局はどうか。 すべての局がそうとは言わないが、明らかにいくつかの局はそういった努力をまったく怠っているように見える。

 自分たちの高給に手をつけるでもなく、それに見合ったクオリティのコンテンツを作るでもなく、ただ安いからという理由で買ってきた輸入品を、
   「うわあ面白いですねえ、いま大ブームですねえ」
 とばかりにマッチポンプで宣伝しまくるのは、はっきりいって見苦しい。


 安物の海外ドラマを流しただけでこれだけ叩かれるのは、テレビ局のこういった殿様商売の姿勢に、多くの視聴者が気付いているからだろう。

 もちろん、何を流すかはテレビ側の自由だし、いまさら文化鎖国なんてやったら世界に恥をさらすのは日本の方だ。 韓国だろうが中国だろうが、流したいコンテンツを流すといい。

 ただ一つ言えるのは、顧客が欲しいものではなく、自分たちにとって都合の良いモノを優先する企業は、長期的には必ずパイを失う ということだ。 局をあげてプロ野球をプッシュし続けても、結局中継枠を守れなかった某局に、他局は学ぶべきだろう。




もっと使わせろ!
捨てさせ!
無駄使いさせろ!
季節を忘れさせろ!
贈り物をさせろ!
組み合わせで買わせろ!
きっかけを投じろ!
流行遅れにさせろ!
気安く買わせろ!
混乱をつくり出せ!