いま、記者クラブメディアの新聞・テレビと、そこに出演する評論家などに、長年 「官房機密費」 が 「賄賂」 として渡っていたという疑惑がかかっている。
 ニュースの重大性からいえば、何故このことがマスコミに取り上げられないのか? 自分たちの悍ましい過去に目を背けて大相撲野球賭博を糾弾する資格はないはずだ! と言いたい。 相撲協会は、惨憺たる状況ではあるが?それでも第三者委員会を立ち上げて調査を開始した。 このことは一定の評価はできる。
 それに対して マスコミは全くもって不愉快極まりない。 政治家も、マスコミも、評論家も、税金を食い物にしてきたんだぞ!! 今こそ、国民に真実を伝えるのが、マスコミの云うジャーナリズムではないだろうか?
 日本のマスコミは相撲で云うなら死に体と同じだ! マスコミ諸君、評論家諸君、文句があるならジャーナリズムとは何か? を教えてくれ!

     



 

 日本は相撲報道一色になっている。
 さすがに国技、相撲への関心は高いと思えばいいのだろうが、その内容はあまりに悲しくお粗末なものである。
 力士や親方が関与したとされる野球賭博の実態は、日を追うごとにひどいことになっている。 65人が自らの関与を申告し、30人あまりの力士が実際に賭博を行っていたと白状したのだ。
 汚染は広がり、もはや自浄作用が効かない状況になっている。 それでだろう、日本相撲協会理事会は、諮問機関として特別調査委員会を立ち上げることを決定したようだ。
 犯罪を 「犯罪者」 が裁くようなことになれば、当然に真相究明は望めない。 その点からも、内部調査の後にこのような形で外部に調査を委ねることになったことについては、まずは一定の評価をしたい。

メディアがそこまで騒ぐほどのことなのか

 大体において、三役などの一部力士たちを除けば、相撲取りは総じてヒマだ。 仮に、時間を持て余すあまりに、このような悪行に手を染めることになってしまったとしたら、問題は根深い。
 悪しき慣習を断ち切るためには業界全体の努力が必要だ。 再発の防止は相撲協会だけの力で行えるものではない。
 文科省、メディア、そして相撲ファンも含めて、不断の監視の目が不可欠になる。
 それにしても、ここ1、2週間の新聞やテレビの報道はあまりにひどすぎる。 あたかも、この賭博事件が、稀にみる重大極悪犯罪の発生のような扱い である。
 もちろん賭博は違法である。 しかも、国技であり、品格を重んじ、健全でなければならないはずの大相撲、その業界全体が犯罪に汚染されていたとなれば、確かに大問題ではある。
 しかし、新聞・テレビのメディアがそこまで騒ぐほどのことなのか、どうしても疑問を抱いてしまう。
 なにより、 「相撲記者会」 所属の記者たちが、この問題をいま初めて気づいたかのように振舞っている ことに驚かされる。
 大相撲記者クラブの記者たちは、4月、 「週刊新潮」 がこの問題を報じるまで、本当に何も知らなかったのだろうか。

仮に知っていて報じてなかったとしたら

 記者クラブという組織を結成し、他者を排除し、四六時中力士たちと会話し、 「業界人」 として行動をともにし、深く親交を結んできた 「相撲記者」 たちが、本当に何も知らなかったのか。 そのことこそが信じられない。
 仮に、本当に知らなかったとしたら、相撲記者たちというのは、よほど愚鈍な連中の集まりだと断言できよう。 そうした愚鈍な連中の記事をもっともらしく載せたり報じたりしていたとしたら、新聞もテレビも同じように罪である。
 逆に、知っていて報じなかったとしたらどうだろうか。 犯罪行為を見過ごしたということになれば、法的にも 「共犯関係」 に当たるかもしれない。 記者自身も相撲記者としてはアウトの可能性が出てくるのでないか。
 日本では、これまでも記者クラブ制度の存在によって、こうした事実が明らかにならなかったことは多々あった。
 それは大相撲に限らない。 すべてのスポーツ、あるいはまた政治、行政、芸能、メディア、あらゆる業界でこうした 「記者クラブ」 のカルテルの壁によって、不正の隠蔽が行われてきた のだ。

 きょう、読売新聞一面は次のような見出しでこの事件を報じている。
 《 悪質賭博 力士名公表へ 》

 そして、スポーツ面には次のような解説コラムが載っている。
 《 未申告者も徹底調査へ
  ( 前略 )   相撲協会の内部調査に対し、いったんは野球賭博への関与を認めた力士であっても、調査委が 「クロ」 と認定しなければ、( 名古屋 )場所への出場は可能。 その場合、名前は公表しない方針というが、果たして、ファンの理解は得られるだろうか。 若い力士はともかく、関取や親方は、一定の責任を負う立場だ。 29人に含まれたことで疑惑の目を向けられるより、軽微であるなら、むしろそれを明かして釈明した方がいい
  ( 後略 )》


 まったく同感だ。

 いま、記者クラブメディアの新聞・テレビと、そこに出演する評論家などに、長年 「官房機密費」 が 「賄賂」 として渡っていたという疑惑がかかっている。
 大相撲賭博疑惑を 「週刊新潮」 が報じたちょうど同じ4月から、 「週刊ポスト」 でも毎週この問題を連載している。 だが、こちらのほうは一向に報じられることはない。
 そこでだ、仮に、記者クラブが健全というのならば、新聞・テレビはその件について自ら、大々的な調査を行った上で、相撲賭博問題と同じくらいの分量で報じたらどうだろうか。
 ニュースの重大性からいえば、原資が国民の税金である官房機密費の方がずっと大事のはずだ。
 まさしく、読売新聞の解説コラムのように、いまは 「徹底した調査」 が必要なのである。
 加えて、調査終了後 「名前は公表しない方針というが、果たして、ファン( 国民 )の理解は得られるだろうか」 ということにならないように、疑惑の懸かった人物はすべて実名で公表してほしいものだ。 とはいえ、 「若い力士( 記者 )はともかく、関取や親方( メディア幹部や評論家 )は、一定の責任を負う立場だ」 というのもいえる。
 いずれにしろ、 「疑惑の目を向けられるより、軽微であるなら、むしろそれを明かして釈明した方がいい」 というのはすべてのテレビ・新聞に当てはまることだ。
 日本新聞協会は、日本大相撲協会の爪の垢でも飲んだらどうか。